永久の道行




早朝のひんやりとした空気が室内を満たしている。
カーテンの引かれていない窓から差し込む光が、ベッドに半身を起こし、何もない空を凝視するシオンの横顔を浮かび上がらせる。
空が、夜を切り裂く暁の赤から薄い青へと変化する間も、彼が動く様子はない。
何も纏っていない裸の肩は、冷えて冷たくなっていた。
「……ん……」
彼の隣で眠っている人物が寝返りを打った。
さらさらと流れるくすんだ金髪。伏せられた睫は重く、疲労の色が濃く滲んでいる。首筋から下に残る無数の赤い跡が、彼の肌の白さを一層際立たせていた。
そして男にしては細い手首に残る、指の跡。
跡が付くほど強く両手首を押さえつけ、体中に所有のしるしを残した。首筋、胸、腕、腹、太ももの裏…跡のない所を探すのが困難なほど。
いつにない抱き方に戸惑うジョウイの中に、何度も何度も己自身を突き入れた。一度も自身を抜かないままでの連続した行為の所為で、排出されないシオンの出したものが、ジョウイの腹に溜まりかき回され濡れた音を立てる。
ぐちゅりぐちゅりぐちゅり
ひどく卑猥な……おぞましい音。
次代の命へと繋ぐ神秘の液体であるそれも、女の腹ではなく男の腹に吐き出されれば、ただの醜悪な汚物となる。
『…ふ………まだ足りないのかい?淫乱だね…ほらココ…ココが君のイイところだろう?』
引き締まった尻を抱え、ジョウイの弱い部分を集中して攻めたてた。絶頂を迎えてもすぐにポイントを刺激され、再び追い上げられる。もう何度イったのだろう。終わることのない快楽地獄にジョウイが懇願の叫びを上げる。
『…シオンっ…おねが………もうっ……………』
『もう何?もう我慢できないからイかせて欲しい?後ろだけでこんなになっちゃって…本当に君は抱かれるのが好きなんだね』
『…シオンっ……』
冷酷な言葉で彼を追い詰める。這い蹲らせ、獣のように後ろから犯すこの体位では、ジョウイの顔は見えなかったし、――見られることもなかった。
『……っふ……出すよ』
短く予告して、シオンは熱い高まりを吐き出した。シオンの遺伝子を伝えるものは、やはり排出されることのないまま、前に出したものと交じり合う。
『あああっ……』
行為はジョウイが意識を手放しても、空が白み始めるまで終わることはなかった。



ジョウイが目を覚ましたのは、昼を過ぎた頃だった。
体の疲れは未だ取れず、腰は感覚がない。喘ぎすぎて喉も痛かった。
横に寝ていたはずのシオンの姿はなく、ジョウイは痛む体をおしてベッドから下りた。
途端に太ももを伝ったものに眉を顰める。
ジョウイの中には、まだ昨夜シオンが放ったものがたっぷり残っている。僅かな身動きで重力に従い流れ出てくるそれを、忌々しげにタオルで拭った。本当は今すぐにでも湯を使いたい所だったが、ここは宿屋である。この時間はまだ風呂の準備はできていないだろうし、入れたとしても全身に付けられた赤い跡のお陰で、大浴場に行くことはできなかった。
後でお湯だけ貰って体を拭こうと、汚れたままの体に服を着る。と、そこに食事のトレイを持ったシオンが戻ってきた。
「目が覚めたかい?眠り姫」
「…何だよ、その眠り姫ってのは…」
「だって幾ら起こしても起きなかったから。このまま目を覚まさないかと思っちゃったよ」
軽口を叩きながら、トレイをテーブルに置く。いつものシオンだ。別におかしいところはない。
「あんな時間までやってれば、起きられっこないだろうっ!」
不機嫌さを隠そうともせずに、ジョウイが怒鳴った。ジョウイが気を失ったのは、明け方も間近な頃だった。
それを言ったらシオンも同じ筈、いやむしろ途中で意識のなくなったジョウイよりも彼の方が眠った時間は短いだろう。抱く方が負担が少ないとは言え、その体力に驚かされる。
「たくさんイったものねぇ。お陰でいい夢見れたんじゃないかい?さ、お腹が空いてるだろう。食事にしよう。君が動けないと思って、部屋に持ってきたんだ。この玉子焼きは朝食に出たんだけど、あんまり美味しいからジョウイにも食べさせてあげたくてね。無理言ってまた作ってもらったんだ。ここのおかみさんは中々の料理上手だよ」
「生憎と、夢なんか見る暇もなくぐっすりだったよ」
ささやかな嫌味を返し、ジョウイは部屋に置かれた小さな椅子に腰を下ろした。
トレイの上には二人分の、パンと野菜がたっぷり入った煮込みスープ、大きなボイルソーセージとポテトサラダ、デザートのオレンジが乗っている。その横に置かれたほかほかと湯気を立てている玉子焼きだけが、メニューと合っていなかった。
「君は朝食も食べたのかい?」
シオンがジョウイの向かいに座る。
「食べたよ。朝食はご飯だった。この辺は有名な米の産地らしい。柔らかくて美味しかったよ」
軽くお祈りをし、シオンがスプーンを持つ。スープを一口飲み、うん、美味しい、と嬉しそうに食べるシオンを見つめる。
(つまり殆ど寝てない訳か…)
ジョウイが寝た後すぐに眠ったとしても2、3時間。下手したら全く眠っていないのかもしれない。
一日や二日眠らなくても参る自分たちではないが、昨日の行為の後だけに少し気になった。
昨夜のシオンは、いつになく執拗で。
セックスの最中に、ジョウイの羞恥を煽る言葉を言うのはいつものことだが、あんな抱き方は初めてだった。
迫り来る狂気に呑まれる前に、自ら水底に堕ちようとするかのような自虐的なセックス。それがシオンのいつもの抱き方だ。
性欲処理や、本当に抱きたいと思って抱くのではない。ジョウイを傷つけることで自らを傷つけようとしている。いつも一方的で、ジョウイの感情から目を背ける。
彼は返されることを望まない。だからジョウイも、抱きしめる事はあっても抱きしめ返す事はしない。
なのに昨日は。
ジョウイの肌を吸い、征服したしるしを付ける。ジョウイを喘がせる事より、深く繋がる事を求める。それはまるで。
本当にジョウイを欲しくて抱いているような。
抱きしめてくる腕が、口付けてくる唇が、普段と違った気がする。いつもは冷え切ったそこに確かな熱を感じた。
「食べないのかい?」
「あ、いや、食べるよ」
慌ててスプーンを持ち、スープを口に運んだ。じっくり煮込まれたスープは、キャロやルルノイエで出された物のような上品な味ではなかったが、野菜の味がよく出ていて確かに美味しかった。
「玉子焼きも温かいうちに食べなよ。絶品だから」
シオンはにこにこと楽しそうに食事を続けている。いつもと変わりない態度だ。
……いや、逆におかしいのか?
「うん。………本当だ。美味しい。ふんわり甘くて。卵も新鮮なんだろうな」
「あたり。この宿の裏で鶏を飼ってるんだ。飼料もいい物を与えていたし、広い場所でのびのび飼われているから、母鳥もいい卵を産む」
「そうか。じゃ味わって食べないとな」
フォークで玉子焼きを一口ずつ切り分け、口に入れる。キャロの家では玉子焼きなんて出たことなかった。初めて食べたのは、コウリたちと行ったピクニックで、彼らの弁当箱に入っていたそれを貰ってだ。「お弁当には玉子焼きだよっ」と言う通り、彼らの弁当にはいつも必ず玉子焼きが入っていた。
この玉子焼きは、コウリの作ったものとよく似ていて、少しだけ胸を切なくさせた。
「ご馳走様。さて、僕は風呂に行ってくるよ。君も食べたら来るといい。……少しお金を出して、お風呂を用意してもらったんだ。勿論僕たちの貸切だから、気にしなくていいよ」
驚いた顔のジョウイに、シオンが悪戯っぽく笑う。
「体洗いたいだろ?風呂に入ったらここを出るよ。今日中に国境を越えたい」
「これからかい?明日でもいいじゃないか」
「いや、今日出る。……思い立ったが吉日ってね」
じゃ先に行っているよ、と言い残し、シオンは階下に降りていった。一人残されたジョウイは、暫くぽかんとしていたが、やがて再び食事をとり始める。
「ま、あいつの気まぐれは今に始まったことじゃないか」
シオンに振り回されてばかりいるのは少し悔しかったが、反対するほどのことでもない。
最後に一口残しておいた玉子焼きを放り込み、空になったトレイを持って、ジョウイも部屋を後にした。












「……何だって」
「聞こえなかったかい?ここで判れようって言ったんだ。もう、終わりにしよう」


国境を越えた先の分かれ道で。
どちらの道に行きたい?と訊ねられ、適当に右の道と答えると、シオンが左の道に足を向ける。
わざわざ人に訊いておきながら、逆の道を選ぶなんて捻くれてるぞっと文句をつけようとしたジョウイを振り返り、シオンは穏やかな笑みを浮かべて先の言葉を告げたのだ。
全く予想だにしていなかった提案に、ジョウイは冷静さを中々取り戻せない。
「……それはどういう意味だい」
「言葉どおりだよ。元々僕は一人で旅をしていたんだ。そろそろ気楽な一人旅に戻りたいと思ってね。君ももう一人で大丈夫だろう?」
天山の峠を命からがら抜けだし、近隣の町でボロボロになっていたジョウイを助けてくれた時は、確かにこんなに長く一緒にいるとは思わなかった。
だが相談もなしに、こんな風に一方的に急に別れを告げられるほど、彼との仲は遠いものではなかったはずだ。
彼と過ごした期間は約一年。信頼し、心を寄せられる友だと思っていた。彼もそう思ってくれていると信じていた。
「僕と旅をするのが嫌になったのか?」
言葉に怒りを滲ませ、だが声を荒げることなく言い放つ。
「そうだよ。疲れたんだ。…もう一人に戻りたい」
そう微笑む表情の、なんと希薄なことか。
「……僕といて、君は疲れるだけだったと?」
「君は違ったのかい?僕と一緒にいてもいいことなんて無かっただろう。男の身でありながら、無理矢理組み敷かれ、犯され…ああ、それともそれが癖になったかな」
彼の癖であるくすくす笑い。だがその目にいつもの覇気はない。
ジョウイの眉が上がる。シオンが犯す、という言い方をしたのは初めてだった。
「……とにかく、ちゃんと話をしよう。少し戻ったところに宿があったから、今夜はあそこに泊まろう。こんな風に一方的にさよならなんて、納得いかない」
「…………」
立ち尽くしたままのシオンの腕を掴み、無理矢理引きずっていく。
宿に入っても、シオンはジョウイと視線を合わせようとはしなかった。
結局話し合いは為されぬまま、古びた宿屋の固いベッドに、互いに背を向けるようにして眠りに付いた。







目を開けるとそこは静かな闇が広がっていた。
空も地もない。果てもない、ただ闇色一色の世界。
(ここは……)
ふと、人の声を聞いたような気がして、そちらに顔を向ける。はるか遠くに黒以外の色を見つけ、ジョウイはとりあえずそれを目指して歩き始めた。
(夢なのかな。にしては妙に現実感があるけど……)
近づくにつれて、それが二人の人間であることが判った。赤い服と青い服。その赤い服を着た人物が誰かに気づき、ジョウイの足が速まった。
(シオン…っ)
ジョウイの位置からは、シオンの背中しか見えない。声をかけようとして声を呑む。
シオンがもう一人を抱きしめる肩が、小刻みに震えていたからだ。
「………テッド…」
続いてシオンの喉から洩れた名前が、ジョウイの歩みを止めさせた。
(テッド…!?)
ソウルイーターの前の宿主にして、シオンの親友であるテッドのことはシオンから聞いている。彼が永遠に求めてやまない人物。
だが彼は既に亡くなっているのではなかったか。
「テッド……僕が欲しいのは君だけだ。抱きたい…もう現実に戻りたくない…このままずっと君を抱いていたい…っ」
闇の中にシオン以外の声が響く。少しかすれた低い声だ。
「我侭言うなよ。俺はずっとここにいるし、またいつでも会えるから。それに、戻りたくないのは俺が居ないだけじゃないだろ?ここを逃げ道にしてんなよ」
「テッド…」
テッドはシオンよりも小柄なため、シオンの体にすっぽり隠れていてジョウイにはその姿が見えない。
声をかけるのを躊躇われ、かと言って立ち去ることも出来ず、ジョウイはその場に立ち尽くしていた。
だらんと下ろされていたテッドの両腕が、強くシオンを抱き返した。その光景に胸がズキンと痛む。
――彼ナラ抱キ返シテモイイノカ
それは自分でも気づかなかった無意識の感情。
「なあ、俺はここでしかお前を抱きしめられない。お前がここに居られるのは、お前が眠っていて、尚且つソウルイーターと繋がったほんの僅かな時間だけだ。現実のお前の傍にいてやることは出来ない。お前がどんなに辛くても、俺は見ていることしかできないんだ……。だけど今のお前には、ちゃんと現実世界で一緒にいてくれる人がいるだろ?なのに自分から切り捨てるなよ」
「………僕が好きなのはテッドだ…他にはいらない」
聞いたこともないような、シオンの弱弱しい声。
ジョウイはきゅっと唇をかみ締め、踵を返した。もうこれ以上聞いていたくなかった。何なんだ、この夢は。夢ならさっさと覚めてしまえ!
だが続いて聞こえてきたテッドの言葉が、ジョウイの足を再び止めた。
「俺のことは気にすんなって。それより俺はお前が一人でいる方が辛い。現実世界のお前が笑っていてくれる方が嬉しい。…だからさ、素直になれよ。大事な奴手放しちゃ駄目だぜ。ほら」
テッドの指差した先を見て、シオンが目を見開いた。
「ジョウイ…何でここに…っ…」
「あいつも真の紋章持ちだろ。真の紋章だったら、ソウルイーターに関与できてもおかしくないさ」
ジョウイは恐る恐る二人を振り返った。かといって動くことも出来ず、シオンとテッドを交互に見やる。
テッドがシオンの影から顔を覗かせ、にっと笑った。
「初めまして。俺はシオンの親友のテッドだ。我侭で甘ったれな奴だけど、こいつのこと頼むな」
「テッド!…」
「俺はお前が死ぬまでずっとここにいて、お前を見守ってる。いつかお前が死んだら、その時は一緒にいよう」
ほら行けよ、とテッドが笑ってシオンの背を押した。シオンはまだ動かない。
「往生際が悪い奴。あのなジョウイ。シオンが別れようって言ったのは、お前の親友の代わりをしてるのが辛くなったからなんだよ。代わりじゃなくて、シオン自身を見て欲しいんだってさ」
「え……」
「テッド!!」
にやにや笑いをするテッドの隣で、シオンが苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「だったらそう言えばいいのに、言う勇気もないらしい。俺の見たとこだと、問題ないと思うんだけどな」
だろ、と悪戯っぽく笑いかけられ、ジョウイは何を言われているのか判らないといった顔でテッドを見た。その反応にテッドが目を丸くし、それからやれやれと肩を竦める。
「何だ、こっちもかよ。お前ら二人揃って鈍すぎ」
それからもう一度、今度は強く背中を押す。よろけたシオンをとっさにジョウイが支えた。
「死んだ奴に操立てる必要ないんだ。生きてる者は幸せになる資格がある。死んだ奴の分までな」
「テッド…」
テッドの背後から強烈な白い閃光が迫ってきた。それはものすごいスピードで闇を飲み込んでいく。
「シオンのことよろしくな」
テッドの笑顔が、二人が見た最後の光景だった。




やけにリアルな夢だった。
自分はテッドの顔も声も知らないのに、どうしてあんなに隅々まで想像できたのだろう。服のデザインの細かい所まではっきり覚えている。
目が覚めても起き上がるのが億劫で、暫く目を閉じたまままどろんでいると、隣でもぞもぞと動く気配がした。
(シオンが起きたのか…)
気配はベッドから下り、こちらに近づいて来る。ジョウイのすぐ横で足音が止まったと思うと、唇に柔らかいものが押し当てられた。
(……え?)
それは触れるだけの口付け。
触れた時と同じように唇は唐突に離れて行き、それから衣擦れの音と荷物を、棍を持つ音。
「シオン!」
彼が何をしようとしてるのかに気づいて、ジョウイが飛び起きた。
「ジョウイ……」
案の定シオンは身支度を整えていて、今まさにドアノブに手をかけようとしているところだった。
「ちゃんと話合おうって言っただろう!勝手に行くな!」
ベッドから下り、つかつかとシオンの元に歩み寄る。
あっけに取られているシオンの襟首を掴んで睨み付けた。
「話なんてない。僕はもう君と一緒にいたくない」
目線を合わようとしないシオンの顎をもう片方の手で掴んで、無理矢理正面を向かせる。
「僕はある。僕は君が好きだ。これからもずっと君と一緒にいたいと思ってる。君とのセックスも嫌いじゃない。君をコウリの代わりにしているつもりもない」
「えっ……」
驚きに見開いたその顔はひどく無防備だった。
「だから行かないで欲しい。君がもし、少しでも僕のことを好きなら」
我ながら馬鹿みたいだと思う。夢でテッドに言われたことを真に受けて、こんな馬鹿げた告白をするなんて。
だが形振り構っていられないのも事実だった。シオンを引き止める術を持たない自分は、今の気持ちを正直にぶつけるしかない。
テッドにシオンの気持ちを教えられ、心臓が高鳴った。そして気づいた。自分はシオンが好きなのだと。失いたくはないのだと。
「……僕も君が好きだよ。でも駄目だ。僕はテッドを忘れることはできない」
「忘れなくたっていいじゃないか。僕だってコウリの事は忘れられない。忘れるつもりもない。でも現実に今、君の親友もコウリもいないんだ。僕は、僕たちは縋るものなしに生きることが出来るほど強くないだろう?」
「……ジョウイ…」
「一緒に行こう。どこまでも。本当に相手が嫌になるか、どちらかが死を迎えるまで」
「ジョウイ……っ…」
強く抱きしめられる。その背を初めて抱き返す。
「ああ、一緒に行こう。………ありがとう」



シオンの中の狂気は、もう姿を現すことはないだろう。
ジョウイの中の悔恨は、変化していくことだろう。
二人の心に残る傷跡が消えることは決してないけれど。
一人じゃなければ、きっとその痛みにも耐えられる。







END






リクエスト企画その2 坊ジョの続き


やっと終わりましたーっ。ずっと書けなくて取り掛からなかったくせに、書いたら早いのなんの。時間的には一日しかかかってませんよ(だったら早く書け)
最終話にテッドが出てきて、踏ん切りのつかない坊の背中を押すというのは最初から決まってました。「シオン」ですので闇シリーズ設定を踏まえています。(ということはフリ坊にもいつかテッドが出てくるのか?)
坊ちゃんは結局テッドよりもジョウイを選ぶ訳ですが、ここがポイント。

本命はテッドです。
ジョウイはあくまで二号さん(え)一緒に旅をしてるのがジョウイじゃなくてテッドだったら、例え代わりにされてようが何だろうが、絶対手放しませんてー(笑)でもテッド以外だったら、好かれてない相手を想うのが辛くて、自分から切り捨ててしまうちょっと弱い人です。
ジョウイの方はもっとシビア。コウリの事は好きだけど、それは大事な思い出として新たな恋に生きます。この先尻にひかれそうだな、裏シオン…(笑)
ずっと待ってて下さった皆様、ありがとうございました!
裏シオンでのお話はこれで終了です。

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