アルテド坊


「ちょっとなんで僕が押し倒されてるのさ!ウチは坊テだろーっ」
「3人でやりたいって言ったのはお前じゃないか。このメンバーだったら、このポジが妥当だと思うぜ。…よっと」
「ぎゃーっ!足開くなあああっ!!!何でだよっ、僕がテッドを抱くでいいじゃないかー(じたばた)」
「アルドはどうすんだよ」
「あ、あの。僕は出て行くから、シオンくんとテッドくん二人で…(こそこそ)」
「(がしっとアルドの腕つかみ)駄ー目。折角のチャンスだ。逃がさないからな(ニヤリ)」
「チャンスって…そもそもどうしてこんな事に(半泣き)」
「いやあ、俺が物欲しそうにお前見てるのシオンに追求されてさ。で、シオンを交えて三人だったら、アルドと寝てもいいって事になって」
「えええっ、そんな!シオンくんもテッドくんもおかしいよ!こういう事は好きな人と二人でするものでしょうーっ」
「いいじゃん。俺はお前もシオンもどっちも好きだし、どっちとも寝たい。理想は二人きりだけど、それだとシオンの機嫌が斜めになるからさ」
「好きな人が他の人と寝てて、機嫌いい訳ないだろ(ぶす)」
「ってな訳で妥協策。お前はシオンとやるのは絶対嫌か?シオンが嫌いか?」
「(うっ)……絶対って事はないし、シオンくんは好きだけど…」
「ならいいよな(にっ)」
「(流石テッド、アルドの扱いには慣れてるなぁ…)」
「そういう訳で、じゃ続きな〜♪」
「続きじゃなーいっ!やだって!もう二度と僕を抱かないって約束だろっ」
「ああ、だからテ坊じゃなくてアルテド坊だから。俺も受身になるし」
「そんなのずるいっ。僕がテッドに挿れるっ」
「じゃお前真ん中やる?このポジかなりキツイけど」
「……何も挿れなくても、愛撫だけでもいいじゃない…」
「お前、せっかくのこの状況で、挿れも挿れられもしなくて満足できる?」
「………」
「俺は嫌だな。どっちもしたい。二人とも繋がりたい」
「テッドくん…大人だね…」
「伊達に330年生きてないぜ(にっ)」
「(流石年寄り。羞恥心がない…)」
「あ、シオン。お前今失礼なこと思ったろ。言っとくけど、三人でって言い出したのはお前なんだからな」
「だって僕以外の人間にテッドのイイ顔を見られるなんて…(それにアルドとテッドがどんな風にしてるのかもちょっと気になったし)」
「だろ。じゃ状況を再確認した所で、そろそろ…」
「や……ちょっと待って、テッ………あああっ」
「凄いお前の中熱い…シオン(ちゅっと目尻にキス)さあ、アルド、お前も来いよ」
「えと、やっぱりやらなくちゃ駄目?(おろおろ)」
「(右手差し伸べ)挿れてくれよ…お前のが欲しいんだ(強請るような視線)」
「(ドキっ)……そ、それじゃ………ごめんね、シオンくん(テッドの腕の中のシオンにそっと囁き、腰を進める)」
「……ん、んんんっ…」
「や……ぁっ。テッド…っ急に大きく…!」
「動いていいぜ…アルド」
「う、うん」
「あっあっ…やっ……やっぱり変だよ、この光景っ!!アルド、見ないでよぉおっ(顔を腕で覆い)」
「ご、ごめんね、シオンくん(慌てて視線逸らし)」
「ふぁ…ぁんっ……イイ……シオンっ…アルドぉ……」
暗転。


身支度を整えた後、シオンがぽつりと洩らした一言。
「やっぱり僕が真ん中に入ればよかった…」
それには答えず、屋敷に戻るシオンとアルドを見送る。扉を閉めて、情事の跡が残る自分のベッドに倒れこみ。
「ごめんな、シオン。だけど俺が嫌だったんだ。お前がアルドの抱かれるのも、アルドがお前を抱くのも」
項垂れるシオンの隣にいたアルドには、きっとバレバレだったのだろうけれど。





突然浮かんだ3ピーネタ。どうもすみません…


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