これも一つの主坊



「……おい」
「何ですか、シオンさん(にこにこ)」
「何でお前がここにいるんだ、カナトっ!お前は主坊の主人公で、相手はセイだろっ。しかも何で僕が縛られてるんだっ!」
「文句は管理人に言ってくださいよ。僕だってセイさん以外となんて気が進まないんですから。…本当はこんなことしたくないのに…セイさんに見られたら誤解されるじゃないですか」
「……その割には楽しそうだけど?(じとー)」
「まあ管理人には逆らえませんし、仕方ないでしょう。坊受け…っていうかシオンさん受けをやりたいらしいですよ、あの人。テッド坊でもいいんでしょうが、泣いて嫌がるシオンさんを見たいそうなので。コウリじゃ荷が重過ぎますからね(くす)」
「(思いっきり嫌そうに眉寄せ)……あいつサドだな」
「今さらですよ。じゃさくさくやりましょうか。僕まだ仕事が残ってますんで、あんまり時間が無いんです」
「……無理してやらなくていいっ。さっさとこれを解いて国に戻れ〜〜〜(じたばた)」
「そういうわけにはいかないでしょう。出来るだけ早くイカせてあげますから。……にしても、顔立ちはセイさんと同じなんだし、幼いセイさんを抱くんだと思うと…中々そそられるな(くす)」
「(ぞわっと悪寒)………お前、本気なのか?」
「本気ですよ。セイさん抱く予行演習になるな。…大人しくしててくださいね。傷つけるつもりは無いですけど、シオンさんが暴れるならどうなるかわかりませんよ」
「ふざけるな……(睨みつけ)お前に抱かれてやるつもりはないっ」
「あなたの意思はこの際関係ないんですよ………楽しませてあげますから」
「なっ…!…………………」
「あれ、反応ないですね。……これは?」
「…………」
「……シオンさん、もしかして感度あまり良くない?」
「…みたいだな。不感症相手じゃ面白くないだろう。さっさと解け」
「………そうなると意地でも鳴かせたくなりますねぇ…(ニヤリ)」
「(ぞくっと悪寒。でもそれを隠して不敵に笑い)やれるものならやってみろよ…」
「やらせていただきますよ。……遠慮もいらないみたいですし」
「(ちょっと後悔)………」




「……良かったですか?(くすくす)」
「………………………うるさい(シーツに顔突っ伏し)」
「最後まではやらなかったんだから、そう拗ねないで下さいよ。それともやった方がいいですか?」
「(ぶんぶんと首を振り)……やらなくていい…」
「最初は感度悪くてどうしようかと思いましたけど……弱いトコ攻めたらあんな風に可愛く鳴いてくれるなんてね。楽しかったですよ、シオンさん(にこにこ)」
「………(情けなくて泣きそう)」
「あ、このことセイさんには内緒ですよ?ヤキモチ妬いてくれるんなら嬉しいけど、あの人潔癖症だから二度と僕のとこに顔出してくれなくなったら困りますから」
「………僕が黙ってると思うのか?」
「思いますね。コウリたちにばらされたくないでしょう?僕にイかされた、なんて」
「……………………」
「それじゃ。またいつでもお相手しますから(にこ)」
「二度とごめんだ―――――!!」







坊テの方にも主坊の方にもごめんなさい(爆死)




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