鳴門の渦潮と大阪、伊勢
2004.6.17(木)〜23(水)

同行者:なし

往路 夜行バスで浜松町BTより高速鳴門
復路 夜行バスで二見バスセンターから池袋東口前
宿 ビジネスホテルニッセイ
住之江ホテル阪神
友人宅


18日(金)
今回初めて夜行バスチケットの発券をファミリーマートでやってみました。
これだと旅行会社通さないから、手数料取られないんですよね。チケット受け取りに行かなくていいし。
まだ使える路線は少ないですが便利です。徳島行きも東京センターで予約じゃ駄目だけど徳島バスはOKなので、徳島に電話しました。で、予約番号聞いて近所のファミマで発券。
徳島行きバス、エディは夜行バスとしては中々高得点でした。
腰枕はあるし座席はゆったりだし、何よりシートヒート!便座みたいに椅子が温かくできるんですよーっ。
途中三回の休憩の際、一回も乗客を下ろしてくれないのが難点ですが。どうせ10分近く止まってるんなら、トイレ休憩させてよー。
シーズンオフの木曜に夜行バスに乗るのは私も始めてでしたが、流石に乗客少なかったです(苦笑)
3列のうち真ん中はあけてあったし、後ろのほうには人がいなかった。乗車率40%くらい?

夜行バスは時間通り高速鳴門に到着。
スロープカー(ケーブルカーのような形の)に乗って坂道を下ること1分、観光センター前に着きました。ここでロッカーに荷物を預けます。
センターのすぐ横にある「競艇場前」バス停からバスに乗り、鳴門公園に向かいます。
まずは公園内に点在する展望台をくまなく散策。どの展望台からもキレイな鳴門海峡大橋が見えます♪時間がある方は、全部回ることをオススメします。ミミズやムカデが横断する、自然溢れる歩道です(笑)

8:30の開園を待って、エスカヒル鳴門に乗りました。
長いエスカレーターの先は一番高い展望台!橋を上から眺められます。
ちなみに千畳敷上の歩道からも、この場所には来れます。(エスカヒルの展望台には入れません)こちらは無料ですが、展望台の高さはやや低め。しっかりしてるー(笑)
鳴門橋記念館エディは、入るの2度目ですが楽しめました。

その後、鳴門大橋の下に歩道が通してある渦の道へ。
強い海風を通り抜けさせるため、道は壁ではなく網状になっているんですが、海上45mの所にあるだけあってとにかく風が強い!しかも潮風!
ここ往復する間に、肌やら髪やらが塩でガビガビボサボサになりましたよ…雨の日ってどうしてるんだろ。
途中床がガラス板になっていて、渦潮が真下に臨める場所があるんですが、凄い迫力です!安全と判っていても、ガラスの上に立つと足がざわざわします。

すだちシャーベットを食べながら、てくてく歩いてうずしお汽船へ。
バス停の「亀浦」と「亀浦口」の中間点にあるので、どちらからも行けます。公園からも近いです。
うずしお汽船は小型船で、モーター音と波を足の裏に感じます。渦を間近で見たい人はこちらをどうぞ。
今日の干潮は12:10だったので、11:00でかなり渦が大きくなっていました。
干満潮の2時間前が一番渦が大きいそうな。ズバリさの時間が一番なんだと思ってたよ。
渦潮は何度見ても感動しますね。写真撮りまくり。

下船後急いでバスに飛び乗り、もう一つの観潮船が出ている亀浦観光港へ。
駆け込み乗車で水中観潮船エディに乗船できました。
この船は完全予約制です。座席指定があるのー。空いてたら飛び込みでも乗れるのかな?大型観潮船もここから出ています(こちらは予約不要)
渦の所までは船室の壁を見ながら進み、渦の所で船内が沈みます。半潜水艦みたい。
渦の中は泡が凄くて、よく判りませんでした。くらげが流されていくのが見えた位(笑)
後半はみんな甲板に上がって上から渦を見ていました。一回で水中も水上も見たいという方にオススメです。

次は港から歩くこと20分、大塚美術館へ。
世界初の、陶板に絵を焼いた美術館で、写真撮影も手で触ってもOK。西洋名画の数々を原寸大で一度に拝めます。
ナビの人がメインの地下2階1階を案内してくれましたが、1フロアを駆け足で観て50分!
しかも何枚か絵をふっとばすしっ。普通案内が付くと時間がかかるのであんまりお願いしないんですが、逆に早いってどうよ(笑)それでも50分。
私ってば説明してくれる絵より、すっとばされる絵のほうが好みみたいで(笑)。ラファエロとかレンブラントが好きです。写実っぽい、リアルなのが好きなんですね。
立ち止まらず、歩きながら見るようにして全部見終わるのに大体3時間。ほんっと見ごたえのある、西洋絵画好きには堪らない美術館です。3150円が高いと思わない。好きな絵をじっくり見ようと思ったら、半日がかりで行くようです。

高速鳴門に戻ってきて、高速バスで大阪へ。
ホテルはなんばだったのですが、めちゃくちゃ迷いました…
ホテルに電話したら「高島屋を背にして歩いてください」ってこの高島屋、コの字型に建ってるんですけどっ!
「どこにいても高島屋を背にすれば着きますから」そんな馬鹿な!
お陰で全然反対方向に歩いていましたよ…再び電話して私の位置を説明したら「今歩いている方向に向かって…」って私がどっちの方向向いてるか判ってるの!?(ロータリー前にて)
キレて「今三井住友銀行前にいるんで、そこから説明してください!」と叫び、なんとかたどり着けました。
土地勘ない人にも判る様説明して下さいよ…ホテルのサービスは凄く良かったですけどね(苦笑)

19日(土)
今日は8時にチェックアウトして、南海本線で住吉大社に向かいました。
ここは源氏物語で源氏の君も参拝した所です。朱塗りの大きな太鼓橋を渡り、4つの本堂を参拝しました。

なんばに戻って、環状線で森の宮で下車、少し歩いてピース大阪に行きました。
戦争についての資料館ですが、大阪空襲だけでなく、日本軍が外国で行った非道な行為や、満州でのこと、特別展でアフリカの少年兵の展示もありました。
戦争については語りたいことが多く、書くと非常に長くなるのでパスしておきます。

ピース大阪から谷町四丁目方面に向かって、途中難波宮跡に寄りながら今度は大阪歴史博物館へ。
ここには難波宮や大阪の歴史を語る、膨大な資料があります。

次は地下鉄に乗って今度は花博跡の鶴見緑地へ。咲くやこの花館を見学です。
ゴミ処理の熱を利用した植物園で、一歩踏み込めば熱帯から乾燥地帯、高山、極地帯と様々な気候帯に生息する植物があります。
5分咲きでしたが月下美人が見れました。

今日の宿は四つ橋線沿線でしたが、近所に天然温泉が!
ジェットバスやサウナが3つ(蒸し、塩、普通)もあり、外の露天風呂が広くて、皆裸で外を歩いているのでなんか淫靡な雰囲気(笑)エステや激安カットもあります。
これだけの施設が600円ってのは凄いと思う。東京なら1600円は取ってるよ!偉いな〜大阪。
住之江ホテル阪神で入浴券を買うと、土日は割引の上、タオルも無料で貸してくれます。
ホテルの隣には激安ショップ、ドン・キホーテが。便利だ、ここ。

20日(日)
大阪の友人たちと一日おしゃべりしてました(笑)夕方三重の友達の家に移動。

21日(月)
起きたら台風直撃でした。
台風が来ることが判っていたので、この日は予定は最初からフリーです。
折角台風所の町に居るのだし(笑)と、午前中のまだ風が比較的弱い時間に、レインコートを借りて外に出てみました。
凄いっ、田んぼの稲が激しく波打ってるーっ!
正に海です。
風の方を向くと頬に当る雨が痛い!顔を向けていられないっ。
風に背を向けて立つと、後ろに倒れようとしても倒れません。恐るべし風の力!
10分位で戻りましたが、びしょぬれになってました。
正午を過ぎた辺りが風のピークで、2時間ほど停電するというハプニングもあったりして、不謹慎ですが楽しかったです。

2時過ぎには雨が止み、風も弱まってきたので、専修寺に行きました。
県内最大の念仏道場でお堂も門も立派。
台風の直後なので扉が閉まってて中は見れませんでしたが、見事でした。
明日の境内のお掃除が大変そうです…

そして友達に車を出して貰って津城跡へ。
紫陽花が一杯咲いてて綺麗でした。見たこともない品種の紫陽花も一杯あって、紫陽花の展覧会のよう。
6月が見ごろですね。

22日(火)
台風一過で今日は快晴です!
お世話になった友人宅を後にして、近鉄で斎宮に向かいます。
公園になっている斎宮跡を眺めながら、斎宮歴史博物館へ。
斎宮の生活や衣装、斎宮が食べていた食事などの展示物と、京から伊勢までの群行の再現映像が見れます。
駅前のいつきのみや歴史体験館は、あの時代の遊びを実際に体験できる施設です。友達と行ったら数時間は遊べます。小学生だらけだろうけど(笑)

その後伊勢神宮外宮、徴古館、内宮と回り、赤福本店で赤福を購入。
本当の赤福は餅が凄く柔らかいんだそうな。
帰って食べるの楽しみ〜V
暑かったので、おかげ横丁で甘夏氷を食べました。さっぱりしてて美味しい。加工したシロップじゃなくて、手作りなのね。
赤福氷の存在は、注文してから気づきました(苦笑)

伊勢から名古屋に出て新幹線で帰るのが面倒になったので、夜行バスで帰る事にしました。
時間に余裕がある者の強みです(笑)伊勢市駅前の高速バスチケット売り場で購入。窓口は夕方17時半までです。
時間が出来たので夕方六時過ぎに二見浦に移動。
JR二見浦駅からてくてく歩いて、夫婦岩を見て来ました。
以前来た時も日没だったけど、今回の方が日が長いので、まだよく見えました。
日の入りの夫婦岩もいいな。

夕食は旅館街で唯一開いてたっぽいお店に飛び込み、伊勢名物を集めた定食を頼みました。
サザエの壺焼き、えびフライ、てこね寿司、伊勢うどんのセット。
凄いのはえびフライ。なんと2尾一緒に揚げてあって超巨大(笑)贅沢なメニューでした。

乗り場の二見バスセンターですが、室内ではない上バスの乗車時刻になると人も通らなくて夜はちょっと怖いです。
二見浦駅まで戻って、時間を潰していました。夕食は私のようにお店に入るか、夫婦岩に向かう国道沿いにあるコンビニで仕入れましょう。



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