翌朝、テッドは部屋に置手紙一枚を残して姿を消していた。
それはシオンに充てたものだった。
シオンへ
お前と一緒にいられて幸せだった。
一緒に行こうって言ってくれて、凄く嬉しかった。
でも俺の運命にお前を巻き込む訳にはいかないんだ。
だから俺は一人で行く。
ありがとう。大切な親友。ごめんな
「テッド……っ」
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